産業精神保健「IMH」研究所

第22回 産業精神保健定期研究会 報告

 第22回産業精神保健定期研究会が矢作川病院 新棟(北館)3階「グリーンホール」で無事開催されました。
 研究会では、活発な議論が展開され、山中康裕先生、西山健一様には、人が成長するために重要な役割を果たす「父性」「母性」について貴重なお話しをお聞きすることができました。
 今後も、皆様とともに、心の病気に罹られた方々が、一人でも多く、お元気で働くことができるように研鑽を積み重ねていきたいと思いますので、変わらぬご支援・ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

1.日 時 平成23年9月23日(日) 13:30〜17:00
2.会 場  矢作川病院 新棟(北館)3階 「グリーンホール」
3.参加者 70名
4.研究会内容
<研究会  :午後(13:30〜17:00)>
 シンポジウム:復職支援における父性と母性について
シンポジスト:

コメンテーター:

座長:
小瀬木 尚美 (当研究所 所長 臨床心理士)
西山 健一 様(トヨタ自動車活゚浦工場 工務部工場管理室 室長)
山中 康裕 先生(浜松大学大学院教授、京都大学名誉教授、
           京都ヘルメス研究所所長、当研究所特別顧問)
吉野 要    (当研究所 常任顧問)
  
 
シンポジウムの様子
シンポジウムの内容
 復職支援おいて「父性」と「母性」はどのような役割を果たしているのかということを、企業側を代表して西山様、医療側を代表して当研究所所長、小瀬木より発表致しました。企業内での上司と同僚などの関係から父性と母性の役割の重要性や、医療においても、企業の「父性」と連携することが、復職支援において「成長」につながるのではないかという意見が出ました。 
 講演:成長に向けて乗り越えるべき父性の壁と母性的関わり
講師:
座長:
山中 康裕 先生
吉野 要



山中 康裕 先生のご講演の様子
講演の内容 (産業精神保健(IMH)研究所 事務局によるまとめ)
@ 真の「父性」は、「責任性」のあるものである。
A 真の「父性」は、《厳しさ》の裏に、《優しさ》がある。
B 「母性」には、優しく包み込む《母なるもの》 と、貪り食らう《鬼子母》的なるもの、の2態ある
C realityの厳しさとしての「父性」と、それを支え、伝える「母性」の両方が必要である。
D 心理療法において統合への力としての「母性」と、心理療法の終結(自律)には「父性」が必要である。
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